お子様の定期検診に来院された親御さまから何度かご質問頂いたことのある、前歯のギザギザの正体について、今日はお話したいと思います。

早いお子様だと５歳前後から歯の生え変わりが始まります。

前の歯から順番に生え変わるのが基本なのですが、お子様の前歯が抜けて少しずつ大人の歯が見えてきた時に、

『うちの子の前歯の先っぽがまっすぐではなくギザギザしてるんです。何かの異常ですか？』

と心配されて来院される親御さまが何人かいらっしゃいます。

実はこれは全く問題でも異常でもなく、心配いらないものなのです。

前歯のギザギザは【切縁結節】、または【マメロン】と呼ばれるものです。

主に上下の前歯に見られるもので、顎の中で大人の歯が作られるときの働きによるものなのです。

歯がキッチリと生えそろって嚙めるようになると次第にギザギザも目立たなくなってきます。

はじめ見たときはあれ？とビックリするかもしれませんが、生え変わってきた前歯がギザギザしていても、安心してくださいね。

一方、転んだなどの衝撃によって、ときに前歯は欠けてしまうこともあります。

顔をぶつけてしまった、転んでしまった、などの覚えがある場合は、歯に亀裂やひびが入ってギザギザしているということも考えられるので、そのようなときはお早めにご相談くださいね。

お子様の歯を虫歯などから守りたい方はこちらもどうぞ・・・https://kawakamishika-abeno.jp/kid